「毎日、同じことの繰り返しでつまらない」 「自分は会社の歯車でしかない気がする」
日曜日の夜、サザエさんを見ながらそんなため息をついていませんか? 仕事の悩みを解決するには「転職」しかないと思われがちですが、実はもっと手軽で、リスクのない方法があります。
それが、イェール大学のエイミー・レズネスキー教授らが提唱した「ジョブ・クラフティング(Job Crafting)」です。 これは、与えられた仕事をただこなすのではなく、自分の手で「カスタマイズ(工作)」して、やりがいのある形に変えてしまう技術のことです。
レンガ職人の寓話:あなたはどちら?
有名な「3人のレンガ職人」の話をご存知でしょうか? 「何をしているのか?」と聞かれた彼らは、それぞれこう答えました。
- 「レンガを積んでいるんだ(ただの作業)」
- 「壁を作ってお金を稼いでいるんだ(手段)」
- 「歴史に残る大聖堂を作っているんだ(目的・使命)」
同じ作業をしていても、3番目の職人のように「仕事の意味」を自分で再定義することが、ジョブ・クラフティングの核心です。
明日からできる3つの「工作」
今の仕事をつまらないと感じるなら、以下の3つの視点で少しだけ「工作」してみましょう。
3つの工作
- 工作1認知のクラフティング(捉え方を変える)
自分の仕事に「かっこいい肩書き」を勝手につけてみてください。
- 事務職 → 「オフィス環境のクリエイター」
- 営業職 → 「顧客の課題解決パートナー」 心の中でこう名乗るだけで、仕事への誇りが変わります。
- 工作2関係のクラフティング(関わり方を変える)
「苦手な上司」を「攻略すべきゲームのボス」と捉えたり、「新人を育てる」ことを「自分のチームを作る」と捉え直してみましょう。仕事上の人間関係に、自分なりの「目的」を持たせるのです。
- 工作3タスクのクラフティング(やり方を変える)
マニュアル通りの業務に、1つだけ「自分らしさ」を加えてみます。
- 資料のフォントを見やすいものに変える。
- メールの最後に、季節の挨拶を添えてみる。 誰にも気づかれない小さなことでも、「自分で決めてやった」という感覚(自律性)が、やらされ仕事感を消してくれます。
仕事は「与えられるもの」ではなく「作るもの」
会社は業務内容(Job)を与えてくれますが、やりがい(Meaning)までは与えてくれません。やりがいは、あなた自身が見つけ出し、育てていくものです。
明日、出社したらまず一つ、小さな「自分らしさ」を仕事に加えてみてください。その瞬間、あなたは「使われる人」から「仕事の主導権を握る人」へと変わります。

