「理由もないのにイライラする」 「悩み事はないはずなのに、気分が晴れない」
もしそんな不調を感じているなら、原因はあなたの性格や環境ではなく、今日のランチにあるかもしれません。
私たちは「心は脳にある」と考えがちですが、最新の科学では「脳と腸は繋がっている(脳腸相関)」ことが常識となりつつあります。 今回は、精神論ではなく「栄養学」のアプローチで、メンタルを物理的に回復させる方法をご紹介します。
衝撃の事実:幸せは「お腹」で作られる
心の安定に不可欠な脳内ホルモン「セロトニン」。別名「幸せホルモン」とも呼ばれます。 実はこのセロトニン、体内の約90%が「腸」で作られていることをご存知でしょうか?
脳に存在するのは、わずか2%程度に過ぎません。 つまり、腸内環境が悪化していると、どれだけポジティブなことを考えようとしても、物理的に「幸せの材料」が足りない状態になってしまうのです。 便秘気味の人がイライラしやすいのは、単なる不快感ではなく、ホルモンバランスの乱れが原因なのです。
「幸せの材料」を含む食べ物
では、何を食べればセロトニンを増やせるのでしょうか? セロトニンの原料となるのは、必須アミノ酸の「トリプトファン」です。これは体内では生成できないため、食事から摂る必要があります。
- 大豆製品: 納豆、豆腐、味噌(日本人の腸と相性抜群!)
- 乳製品: 牛乳、チーズ、ヨーグルト
- バナナ: トリプトファンだけでなく、合成に必要なビタミンB6や炭水化物も含む「最強のメンタルフード」です。
朝食に「納豆ご飯」や「バナナヨーグルト」を食べるだけで、お昼頃にはセロトニンが分泌され、ストレスに強いメンタルができあがります。
メンタルを壊す「血糖値スパイク」に注意
逆に、避けるべきなのが「血糖値の乱高下」です。 空腹時に甘い菓子パンやジュースを摂ると、血糖値が急上昇し、一時的にハイになりますが、その後急降下します。 この急降下する時に、脳は「危機だ!」と勘違いし、イライラ物質(アドレナリンなど)を放出します。
「キレやすい」「情緒不安定」な人は、性格ではなく、単に「糖質の摂りすぎ」であるケースも非常に多いのです。 まずは「野菜から先に食べる(ベジファースト)」や「低GI食品(玄米や蕎麦)」を選ぶだけで、心の波は驚くほど穏やかになります。
まとめ:あなたは、あなたが食べたものでできている
「You are what you eat.(あなたは、あなたが食べたものである)」という言葉があります。 体はもちろん、あなたの「心」や「思考」さえも、昨日食べたもので作られています。
ポジティブになりたいなら、難しい本を読む前に、明日の朝食に納豆かバナナをプラスしてみてください。 腸が整えば、心は勝手に前を向き始めます。

